素直で優しい子に育って欲しければ
素直で優しい子どもに育てる
私は常日頃から、素直で優しい子に育ってほしいと思っています。
素直で優しい子は、嘘つきで優しくない子とは違って、周囲との人間関係が上手くいきます。
私の愛読書『嫌われる勇気』には、青年と哲人の対話形式でアドラー心理学について書かれてありますが、その中で『人の悩みは全て人間関係の悩みである』と書かれています。
人間関係の悩みは防ぎようがない場合もありますが、親が子どもとのコミュニケーションを通して、子どもの社会での人間関係の悩みについて一緒に考え、素直で優しい心を持つことが出来るようにサポートしてあげたいと思うのです。
子どもは失敗から学ぶ
子どもを単に自分の子どもとして捉えるのではなく、ゆくゆくは社会に出て一人立ち出来るように子育てする事もとても大事です。
子どもの一つ一つの行動について、失敗から学んでいこうねと言うつもりで子どもと接しましょう。
例えば、子どもが不注意で親の服にみそ汁をこぼしてしまったとします。
そのような時、子どもの失敗から学ぶという事を意識していなければ、どうでしょう。
親『コラ!なんて事をしてくれたのよ!お母さん(お父さん)の服が汚れちゃったじゃないの!』と怒るとどうなるでしょうか。
子ども『えーん!』と泣き出すに違いありません。
これでは次も同じような事が起こったとき、前回の事を学んでいないため、また同じように親が怒る→子どもが泣くと言うパターンになってしまいます。
子どももきっと、親の服を汚してしまったことに罪悪感はあります。しかし、わざとやったわけではないのです。それを上手く言葉に出来ず、どうして良いのか分からなくなっているのではないかと思うのです。
そこで、次のような言い方はどうでしょう。
親『あー、お母さん(お父さん)のお洋服が汚れちゃった。〇〇ちゃん(くん)、こう言う時は何て言えば良いと思う?』
子ども『・・・ごめんなさい。』
親『そうだね。でも〇〇ちゃん(くん)もわざとではないんだよね。だったら良いよ。許してあげる。』
このように対応すれば、子どもは失敗から学び、また、素直で優しい心を持つ事が出来るのではないでしょうか。
このように子どもと接するには、親の心の余裕が絶対に必要となります。
親に心の余裕を持てるように、家事・育児は分担出来ると良いですね。